ドラゴン・ダイナスティからリリースされた「THE ENFORCER」こと「D&D/完全黙秘」が届きました。
香港の美亞からHDリマスター盤が発売されてはいますが、当然それ以上の仕上がりを期待してオーダーしたのですが・・・・。
画質は充分に満足できる状態です。レストアがきれいに施され傷はほとんど見当たりませんし、粒状感というのでしょうかフィルムの質感を感じられます。
タイトルは英文表記になって、製作会社である永盛のクレジットもカットされています。
ところが、なんと広東語音声が収録されていません! 英語吹き替えのみという仕様なのです。
セリフだけではなく、効果音と音楽も全て差し替えられています!
セリフの英語化ならばまだ北京語を聞かされるよりマシですが、新しく付けられた効果音に香港映画独特の派手なハッタリ感がまるでなくアクション場面の迫力が半減しています。
突きやパンチが空を切る音、なかでも拳銃音がリアルにしたつもりなのか「パンパン」という変えようです。ここはやはり香港風に銃の種類や口径の違いなど無視した「ドギュンドギュン」というサウンドエフェクトでなければ(怒)。
ちなみに特典として王晶・謝苗・盧惠光へのインタヴューのみで、予告編も収録なしです(いつものベイ・ローガンによるコメンタリー付き)。
95年の作品なのですからオリジナル素材の欠落・紛失というのは考えにくいのですが・・・・。
これから出されるという「方世玉」「ターゲット・ブルー」の仕様が心配になってきました。
これがオリジナルのタイトルですが。