今回の焼臘店巡りは、上水にある陳六記飯店です。
地元客に大層な人気があるお店ということで、ここ上水までやってきました。
いくら香港が狭い土地とはいえ、さすがにここらまで足を運ぶと遠くまでやって来たなぁという感じがします。考えてみたら日本人がこんな所へ叉焼飯を求めて出かけるっていう物好きさ加減は、来日した香港人が大宮あたりまでラーメンを食べに行くというような比喩でいいんでしょうか?
実は、ここの名物は「五層に焼き分けた焼肉」というのが看板メニューなのですが、一応叉焼が目的なのでこの「炭焼五層樓」は次の機会に。
お目当ての叉焼は、並の上というところです(場所や店構えの印象からもっと野暮ったさを予想していましたが意外にオーソドックな味でした)。ただ白鶏飯にかける葱油のあまりの塩気に場所柄を感じさせてくれました。
こんな狭い店なのに人気店??? と不思議でしたが店を脇に出て分かりました。夜になると脇路地にテーブルが広げられ、海鮮酒家に変わり地元の男性客で賑わうということのようです(それで焼臘店なのにビールが何種類も)。