香港郊野遊行・續集

香港のハイキングコース、街歩きのメモです。

2011年08月

中秋節。

あと2週間ほどで香港では中秋節を迎えますが、中秋節といえば1998年の中秋節シーズンに公開されたのが「真心英雄」だったと思います。
何日か前に、筒井修さんのブログを拝見したところ再公開希望が高いにもかかわらず公開の難しい映画を紹介されており「鎗火(ミッション)」もその中に。
なんでも権利保有者が不明とのこと、ということはこの会社(国際電影事業有限公司)で同時期に製作された「再見阿郎」もリマスター再発売など無理ということになるんでしょうか、残念無念です。
それに比べれば「真心英雄」は、ビデオ会社のユニバースが製作しているだけに「非常突然」とともにBlu-ray化の可能性も少なからずあるんではと?

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「Greatest Cities of the World」 香港編

「Greatest Cities of the World」というタイトルの香港編です。
ここでは視聴できませんが、クリックしてyoutubeから問題なくみられます。
終電後のMTRホームでの清掃風景なんていう珍しい映像があります。
(イギリスitvでオンエアされたものです。)









花瓶頂から迪士尼樂園へ。

花瓶頂からの眺めを堪能して、さて戻るわけですが・・・・さっき登ってきた階段で帰るというのもアレなんで、最初で最後の(?)HKディズニーランドを目指すことに。
地図を見るかぎり4つくらいの小山を下り降りていくだけでHKDLの敷地に辿り着くはずと。
しばらくは昂船洲から香港島にかけての青い海をみながらの下りで快適だったんですが・・・・。
そのうち、足元のルートが両側の夏草に勢いに負けてハッキリしなくなってくるんです。
特に厄介なのが、最初はその小さな白い花が可憐で目をなごませてくれていた崗松の群生でした。
膝あたりの丈くらいだったのが胸元どころか背丈を越えるくらいに! こうなると尖った枝が顔や腕をつついて痛い! どうも夏に入って誰も歩いていないんじゃないかと思うくらい草や灌木がルートを覆っていて、やがて足元の踏まれた土部分が判らなくなるというありさまです。
今回は油断して水を少なめにしてしまい、炎天下まるで障害物競走のように伸びた蔦が足を邪魔するという中の実にどうも参りましたという状態。
もういくつの小山を越えてきたのか? 最後らしき山が難関でかなりの傾斜面を登るというのに完全に道が見えないわけです・・・・周りは自分の背丈を越える草木で(泣)。
もう勘で左右を選んで進むという有り様で、なんとかHKDLを見下ろす三角柱に辿り着いた時は既に脱力状態(水も底を尽き、熱中症手前)。
このあと下った林のなかで引水道に出て、階段を見つけてようやくのことホッとした次第です。
HKDLの御手洗いに入って冷房にあたり人心地ついた・・・・しかし水を売っている所が見当たらない! 園内で買え、ということでしょうか。周りが大陸客ばかりというのにも恐れをなして早々に帰ってきました。
というわけで、今回はまさに藪道ハイキングとなりました(教訓・真夏のハイキングは正規のルート以外は避けるのが賢明と)。

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花瓶頂へ。

今年も去年のように香港が東京より気温が2℃くらい低い日が続き、ちょっと期待していましたが・・・・。
あいにく訪れた8月第1週は34℃~35℃と真夏らしい陽気になってしまいました。
炎天下だけに軽いハイキングということで、眺望が素晴しいという大嶼山の花瓶頂へ。
高さも278mしかなく、散歩の延長のつもりで出かけたわけです。
エアポートバスの空港行きに乗り、青馬大橋を渡りきってすぐの停留所で下車。
そばの仮設トイレ先にあるコンクリート階段の登り口がすぐわかりました。
正規のハイキングルートではありませんが頂上まではコンクリートの階段が続きます。
頂上手前に物々しい金網に囲まれた航空標識の施設があり、要はこの施設のメンテナンスに来るための階段でした。
ここからに眺めは見事の一言!
青馬橋から香港島まで一望できるポイントはここしかないのではと、見飽きることはありません。
冬と違って海の色が鮮やかなブルーで暑い中登ってきた甲斐がありました。

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許鞍華『桃姐』。

今日のアップル・デイリーに許鞍華の新作「桃姐」のポスター画像がアップされていました。
ベネチアとトロントに出品されるという表記が入ったもので、これがメインポスターなのかは定かではありませんが。
アン・ホイと劉德華といえば、あの日本ロケ作品「極道追蹤」以来になるわけで20年ぶり!
アンディ・ラウ8歳時の写真を合成するという凝った造りのデザインで、小品とはいえ大陸の2大会社が出資しているだけあり宣伝予算はきちんと用意されているということでしょうか。
今年一番の香港テイストの強い楽しみな映画です。
予告編を見ただけでも来年の金象獎の主演女優賞は決まりかと。

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「武俠」

公開2週目に入った8月5日付けの新聞広告と、先行公開された大陸の海賊版による影響を危惧する記事です。
それにしても、「カンフーパンダ2」「ハリー・ポッター」「ドラえもん」「キャプテン・アメリカ」と夏休みらしいお子様向け映画の並ぶこの時期に公開というのは無理があるなぁと。
美術(木の質感が見事!)・撮影ともに来年の金像獎間違いなし・・・・ではありますが、血をしたたらせた歯が生肉の隣に飛んでくる場面や死体の描写の過剰なリアリズムにはかなり辟易させられます(よくこれで三級片指定にならなかったものだと?)。
驚いたのは、徐克が多用(乱用?)したCGアニメによる体内めぐりをこの映画でまた見せられるとは! 
肝心のアクション場面は、ベティ・ウェイとの牛小屋対決が白眉です(彼女の出演場面が短いのが残念)。
ただ勿体ないと思ったのは、ここに繋がる前シーンで瓦屋根の上を追いかけるという息を呑むカットがあるんですが、この前にイム・ワーの登場場面で既に屋根から走り降りを使っているのです。このため肝心のふたりのチェイス場面のインパクトが薄れてしまった印象を受けます。
キャスティングでは、個人的にはネームヴァリュー重視の王羽ではなく、まだ動ける俳優(例えば惠英紅の兄である惠天賜とか)で・・・・なんていうのは無い物ねだりでしょうか。
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新蒲崗・康強街(得龍大飯店)。

5年振りに「大事件」ロケ地を訪れてきました。
本当のところは今回の宿泊先が九龍城のリーガル・オリエンタルということで・・・・歩いて10分ほどの距離にある康強街の得龍大飯店へ早茶ついでに。
公園の石垣に妙な人造石が貼られているくらいで大きく変わってはいませんでした。
驚いたのは、新蒲崗と九龍城の境を流れる川。橋の上から眺めると魚の群れが! まさかコンクリートで固められた川にこんなにも多くの魚がいるとはビックリです。
大きいものは25cmくらいのものまで見られます。おまけに白鷺まで飛んできているという、コンクリート・ジャングルの中とは思えない風景ですが、超高層ビルのすぐ裏山に猿が生息する香港を思えばおかしくはないかと。
この川、ダイヤモンド・ヒルの墓地奥にあたる南山尾あたりが源流のようですが川の名がどの地図にものっていないのが不思議です。

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紅磡で!

いったい何が幸いするのか分からないものだなぁ・・・と実感した次第です。
久しぶりに詠黎園の担担麵を食べようと紅磡に向かい、美食坊のエスカレーターに乗ったところ・・・・・隣の下りエスカレーターに見覚えのある人物が!
急いで入り口に戻り、声をかけ引きとめたところ・・・・・間違いなくご本人でした。

Living Legend of Kung-Fu !
”劉家良師傳”

いきなり妙な外国人に声をかけられ後ずさりされましたが、こちらが日本から来たものだと説明すると快くサインとカメラに応じていただきました。
サインをお願いすると、「English、or かんじ?」と日本語まじりなのにビックリ!
背筋も伸びていてとても77歳には見えず、おまけに一緒にいたのが若い女性とあって・・・・・あらら、また新しい夫人? などと想像してしまいました(どうやら、娘さんだったようです)。
なにしろ舞い上がって興奮していたものですから、バッグの中の30分前に買った劉導演作「老虎出更」Blu-rayを見せればよかったと気がついたころは後の祭りでした(泣)。
もし旺角からのタクシーが長い信号待ちに引っかかってくれなかったら、あそこで遭遇することは?・・・・というわけでした。
(浦川とめさんのインタヴューを読み返したところ、会話に日本語が混じるという記述があって納得しました)





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『ヤングマスター 師弟出馬』



10月のWOWOW3ch.HD化での目玉は、やはり「ジャッキー・チェン伝説の35作品オンエア」でしょうか。
はたして「Who Am I ?」「ナイスガイ」のHDマスター素材はあるのか? (「ツインドラゴン」はUS盤Blu-rayが出たので期待できそうです)
というわけで、成龍の「師弟出馬」。
1980年2月公開といいますから、歳賀片だったんでしょうか? 
この春、NHKからのHDオンエアを久しぶりに観ていて気になったのがラストのファイトシーン(成龍によれば2週間かけて撮影したとのこと)。
成龍と黄仁植が延々と繰り広げる死闘の撮影場所である原っぱ・・・・・遠くにハイランドリザーバーのダムが映り込んでいるということは、馬鞍山の昂平!?  ウォン・インシックの肩越しにチラッと見えるのは企嶺下海の入り江でしょうか?
いつか歩くつもりだったマクレホース・トレイル4段のルートでもあるという訳で行って来ました。
画面での草の枯れ具合いからして、撮影は前年79年11月頃かと推測しますが?
実際の撮影は、この西貢を一望する景観台付近ではなく隣のパラグライダー用フラッグのあるあたりだったようです。
今、このときの撮影状況を語れる人間は果して何人いるんだろうかと(成龍のほかにですが)。
ふたりの影が午前だったり午後だったり、緑の草が枯れてきたりと長期間にわたる撮影だったことがわかりますが、よくぞここまで機材を持って登ってきたものだと、そちらのほうに感心させられました。30年前ですから今より道は悪いはずだったと思います(まさかキャンプをして? 西貢から登ってくるにしても馬鞍山村から来るにしろ往復の日々を想像するだけでくたびれます)。

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戻りました。

暑い香港から、同じくらい蒸し暑い東京に戻ってきました。
昨日の帰国便は、台風「梅花」の影響が心配でしたが飛行ルートの北側への変更ということで大きな揺れもなく済みました。

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