「天使の眼、野獣の街」、こんなタイトルにするなら素直に「アイ・イン・ザ・スカイ」で通したほうがいいのに・・・と思いつつ先ほどシネマライズで観て来ました(ここは、あの「ブルー・ベルベット」以来ですから全くのご無沙汰です)。
DVDで繰り返し何度も視聴していますが、やはり最後まで引き込まれる作品で改めて傑作の名に相応しい映画と再確認させられました。
映画自体は、予備知識なしで誰が観ても楽しめる筈ですが香港の風俗や食習慣に馴染みのない観客に「BBQ」「電話機買い」「茶餐店の出前」「ハンバーガーに見えるが菠蘿飽」「コンビニでオクトパス」・・・・・これらがどんな風に映ったのか興味深いなぁと。
それにしても、300円で販売されていたプレスと称する二つ折りの解説書は貧弱な作りでガックリしました。
驚くほど多くの雑誌メディアに取り上げてもらった「放逐」に比べ、僅かにキネ旬の浦川さんの2ページ記事が目につくくらいなのが悲しい本作ですが、日本経済新聞での紹介記事のライターは宇田川幸洋さん! 最適任者ということで期待するも、たったの90字スペースでは「犯罪映画の傑作、トー組の俳優が勢揃い。」くらいとしか書けませんよね、そりゃ。いくら予算がないとはいえ、もうちょっと熱意と商売っ気を見せてくれないと困ります。
画像はフランス公開用ポスターです。
渋谷で観たプリントの冒頭、日本の配給会社・香港の配給会社のロゴとともにフランスのARP(「復仇」の合作相手)の名が出てきました。ということは海外配給権は驕陽電影ではなく、ここが持っているということなのかも?

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