石井輝男のあの「ならず者」がようやくDVD発売されるようです。
Amazon.jpでの取り扱いはプレオーダー価格が26%オフの3497円で、6月21日発売とのこと。
ユーザー感覚を無視した価格で、自国の旧作映画をリーズナブルな値段で購入させない日本の異様さはあいかわらず続いています。

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最近手に入れた中公新書の「香港」がこの映画と同じ1964年発行でした。
この中にこんな文章があります。
「かりにあなたが、飛行機代(エコノミークラスで往復10万6350円)と、500米ドル以内(18万円。一般旅行者の使用外貨許可範囲)の金の用意ができて、香港に行こうと考えたとする。もちろん飛行機を船(エコノミーで片道2万8000円)にして、小遣いも倹約すれば経費はもっと少なくても大丈夫だ。」
ビクトリアハーバーから入る香港体験を出来たというのは、今から思うとこれこそ正しい入境の仕方で実に羨ましいかぎりです(そういえば山口文憲さんも横浜から船で入ったのを思い出しました)。

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