2011年の秋以来なので、ほぼ二年振りの「奪命金」。
近所で上映が始まったので、そぼ降る雨の中を出かけてきました。
ドキュメンタリーが終わってもスクリーン・サイズが変わらないにビックリ! 結局、ビスタサイズでの上映でした。
これ当然ですがシネスコサイズの作品です。
こんなビッグネームの監督作品なのにいいんですか? いいわけが無い!
そのため左右がトリミングされて、画面端で台詞を発する俳優の台詞だけが聞こえて姿が見えずというTV放映の映画状態です。
この状態で最悪だったのが、誕生日会を開いている酒樓でのマネージャーと劉青雲が口論になったところに兄貴分の張兆輝が加わるシーン。画面上に三人並ぶカットなのが左端の兆輝は台詞だけ聞こえるというあまりにもあまりな画面になっていました。
デジタル素材での上映(日本語字幕フォントが汚い)ということは、この画面サイズでソフトも販売するの? 確認のためにAmazonを見てみるとやはりレターボックス・サイズとの表示。
それほどTV画面に上下マスクが出るのを嫌がるのは、局からの要望なのかビデオメーカーの思いこみなのか理解に苦しみます。
併映のドキュメンタリーは、UK盤DVDに収録されている香港でのスタッフや出演者のインタヴューのない純粋な単体作品でした(おしりにカンヌでの「鐵三角」三監督イングリッシュ・トークがおまけ)。
「奪命金」海外版は、いまだに北米盤位のようです。
もっと呆れたのが、「車手」日本盤のジャケット・デザイン。ここまでチープにするか、というくらいの恥ずかしい出来。レンタル店に並ぶC級アクション映画そのまま・・・・香港盤と同じじゃまずい理由っていうと、お客のアンちゃんがこのレベルだからというだけ? とでもいうのかね。キングレコードさん。ただ買ってくりゃHK映画好きが財布の紐をほどいてくれるとでもナメテらっしゃるんですかね(怒)。

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