公開から一週間たってしまいましたが、M・マンの「ブラックハット」を観てきました。
平日のシネコンに、それもこういう映画に60・70代の観客が少なからず入っているという風景が不思議ではありました。
舞台が何ヶ国にもまたがってという設定の活劇は大抵のところ出来が・・・・まぁ、ここでは注目の的は当然、香港をどんな映像にしているかですが。
鰂魚涌で激しいアクションを撮影しているというので仕上がりを楽しみにしていたところですが。
ワン・リーホン乗るところの車が背後からロケット・ランチャーで爆破され、湯唯とC・ヘムズワースが銃撃から身を隠すところへFBIが駆けつけ応射するという場面。あの「ヒート」を彷彿とさせるシーンが鰂魚涌で再現されていると感激してたんですが、どうもMTRの表示がとってつけたようで不自然に見えます。
調べてみると、撮影したのは香港站近くの干諾道に面した恒生銀行本店ビル前でした。確かにここなら銃声の苦情も心配することもないということでしょうか。
石澳の住宅下にある配水路を通って葵涌辺りのコンテナ・ターミナルに出るなんていう、香港人からブーイングが出そうな場面もありますが(笑)。
ラストのジャカルタでのシーン、黒幕との対決に備えて湯唯がドラッグストアで応急手当品をレジに突き出すカットですが、手にしているのが香港ドル(100元)に見えるのは単なる思い過ごしでしょうか?
そういえば、香港警察の刑事役の安志杰と湯唯は「月満軒尼詩」以来の共演でした。

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