というわけで、2月末で撤退するという”グランド”へ4K上映という「Cold Pursuit」を。
日本での公開は6月予定でタイトル未定ということですがおそらくは片仮名で「コールド・パシュート」のままでいくんではと予想しているんですが。
DVD視聴とはいえ観たばかりの映画を、それを同一監督がリメイクしたものを観るという実に稀な経験です。
ノルウェー版のブラック・テイストをハリウッド映画の枠内で再現するのは無理だろうという懸念は当たって、これだけ観るとちょっと風変わりなリベンジ物という仕上がり。
まぁ、それにしても監督が自作を再映画化するといっても、ここまで同じカメラアングルや台詞をそのままというのも驚き。舞台を北欧ノルウェーから北米コロラドに移しての設定、脚本家の苦心がうかがえますがオリジナルのあの冗漫すれすれともいえるオトボケ・ジョークの味が空振りでした。
麻薬組織のボス役、その特徴のある声で最近の作品で・・・・と唸っていたら、あぁ「オリエント急行殺人事件」のポアロの旧友を演じたあのトム・ベイトマンでした。

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