中環のStatue Squareなんて普段通り過ぎるだけの場所ですが、この映画では実に劇的なラスト・シーンに使うという憎い演出。
そして、古天樂が逃げる張孝全を追いつめるド迫力のカーチェイス場面となった旧スターフェリー前に通じていた地下道。改めて目にすると、あのベンツのSUV車がよく天井にある照明カバーを破損しなかったものだと驚きの低さです。
香港のハイキングコース、街歩きのメモです。
というわけでBPインターナショナルハウスです。
ちょっと前まで日本人観光客にお馴染みのホテル・・・というイメージを持っていましたが、今回(ようやくなんですが)利用してみると夏休みということもあってか圧倒的に大陸のご家族の皆様に占領され、という光景でした。
ここに泊まる以上は、あの「大隻佬」ロケ場所なので確認せねばということで(撮影場所がホテルの建物内という、なんとも安直な顚末ですが)。
劇中、本土へ高跳びを図るヨガ行者を追いつめるという場面。
張兆輝ら刑事たちが到着するのがホテルが入っている香港童軍中心の脇道、童軍徑。次のカットではセシリアの奥には童軍徑の突き当たりhには樹が茂っていますが、現在は近くの麗澤中學の新校舎が建っていました(24時間パーキングの看板はそのまま)。
そして、ホテルの低層部1・2階にある本土とのバス路線のターミナル、跨境巴士總站でこの場面の撮影をということでした。
この後、排気ダクトの中のインド人とアンディの格闘場面はここではなく、おそらく銀河映像のフロアに建て込んだセットと思われます(間隔の狭いコンクリート柱が映り込んでしまっています)。
7枚目のセシリアがバスターミナルに駆け込んでくるカット、よく観るとここは夜間撮影というのがわかります。内部撮影はバス運行の終了した夜間に貸しきって行われたということでないかと想像します(あたりまえですね)。
ちなみに、ここの「BP」なるイニシャル、なんのことかと思いきやボーイスカウト創立者であるイギリス軍人バーデン・パウエルのことでした(ロビーに巨大な肖像画が掲げられています)。
ついでアレですが、ホテル入口とは別になりますが地階に入っている酒樓の「景逸軒」、早茶は7時から営業していますが點心のレベルはさほどではありません。雨の時に濡れずに飲茶を、というくらいには使えるのではと。