「導火線」劇中、証拠不十分で釈放された呂良偉が意気揚々と出てくるも待ち構えていたドニー扮する馬軍に痛めつけられるあの場面です。
長沙灣のゴルフ練習場や南生圍でのアクション・シーンもさることながら、ここでの鉄柵に叩きつけるというかつての洪家班が得意としていたような痛さが直接的に観客に伝わるカットは意外なほど記憶に残る場面でした。
初めて観た時から、すぐに場所が判ったのは九龍水塘へ行くバスで何度も前を通っていたためですが今回ようやく現場を確認してきました。
旺角から81番のバスで10分ちょっとで真ん前の「北九龍裁判署」という停留所なので間違えようがありません。
1960年に建てられたというこの建物、このまま取り壊されるのかと心配しましたが嬉しいことに粤劇文化中心として再生活用する計画が滞在中の新聞に掲載されて安心した次第です。